学級閉鎖はインフルエンザの生徒が何人かかるとなりますか?
風邪やインフルエンザが流行っている時期(1月~2月)は学級閉鎖になったりしますよね?
そんな学級閉鎖について、ご説明しましょう。
学級閉鎖はどういう基準でなりますか?
実は学級閉鎖になる基準は明確に決められていません。
しかし、目安となる基準は決められています。
平均的に学級閉鎖になる人数はクラス全体の20%以上、3分の1以上になります。
つまり、30人のクラスですと、最低6人以上から10人以上になりますね。
40人のクラスですと、8人以上から13人以上が目安になりますね。
ただし、注意して欲しいのが、インフルエンザにかかって欠席している生徒が
対象になります。
ですので、不登校や入院している生徒は含みませんので、ご注意ください。
何日間休みですか?
3日間から6日間と、学校によって、バラツキがあります。
最低3日はありますね。
インフルエンザになった子供の出席停止期間が法律で決まっています。
その法律とは
- 「解熱後2日間は出席停止(幼児は3日)」
- 「発症後5日間は出席停止」
と決められています。
ですので、その日にちを考慮し、なおかつ、
曜日を考慮して何日か決められます。
また、年間の授業数もありますので、そちらも考慮しなければいけません。
分かりやすく説明すると、
インフルエンザの流行拡大を防ぐために、授業をいったんお休みさせるけど、
学校の都合もあるから、今回はこれだけ休みにするね。
みたいな感じで決められます。
学級閉鎖はだれが決めるの?
以前は校長先生が決定していました。
学校医や教育委員会に相談して決めていたのですね。
しかし、「学校保健安全法」という法律が改正され、
校長先生が教育委員会に報告し、校長先生が学校医と相談し、
最終的には教育委員会が決めます。
つまり、以前では、決定権は校長先生だったのが、
現在では教育委員会にあるということですね。
ただし、例外は私立の学校の場合です。
決定権は学校の設置者にあるので、校長先生が決める事になりますね。
学級閉鎖にならないこともある
そうねんです。
学級閉鎖にならないこともありますね。
文科省が定める総授業数を確保するために、学校の都合で
学級閉鎖にならないこともあります。
先生達も休日に授業をしたり、補習で勤務時間が伸びるのは嫌で、
生徒は部活動もあるので補習にしたくないため、
といった理由で学級閉鎖にならない場合もあります。
要は総授業数を確保するために学校のスケジュールを変更
しなければいけないので、それなりに大変なのですね。
まとめ
元気な子どもにとって、学級閉鎖という臨時的なお休みは
嬉しいものだったりしますが、
先生にとっては、大変だったりするのですね。
授業が削られるわけですから、せっかく立てていた授業計画も
変更しなければいけません。
小さい子どもがいらっしゃる親御さんには、家族の健康に
十分気をつかって頂ければと思います。