佐藤正午(直木賞)の月の満ち欠けのあらすじやレビューが気になる!
2017年の直木賞を受賞された
佐藤正午さんが話題に
なっていますね。
「月の満ち欠け」という
作品です。
デビュー34年でようやく
受賞というわけです。
ちなみに直木賞は
大衆小説が対象になっています。
伝奇小説・時代小説・
歴史小説・人情小説の
ジャンルが高評価されるようです。
とはいえ、
今回の作品は、娘を亡くした男性が、
娘の生まれ変わりだという少女に
出会うところから始まる物語との
ことです。
なんか、ラノベっぽい感じも
しますが??
ということで、
気になるので、調べてみました。
関連記事
⇒沼田真佑(芥川賞)の影裏のあらすじや発売日は?もう買える?経歴や職業も調査!
佐藤正午さんの経歴やプロフィールは?
- 名前:佐藤正午(さとう しょうご)
- 本名:佐藤謙隆
- 生年月日:1955年8月25日
- 年齢:63歳
- 出身地:長崎県佐世保市
- 血液型:AB型
- 出身高校:長崎県立佐世保北高等学校
- 大学:北海道大学文学部国文科中退
- デビュー作:「永遠の1/2」
とまあ、デビュー作が
1983年というわけです。
大学については、
小説家でよくある国文科出身
なのですね。
中退の理由は明らかになって
いませんが、
小説家を目指すために
やめたのでしょうかね?
まあ、国文科って
自分に合わなければ、
つまらないものですしね。
筆者は大学時代、
日本文学科に在籍していましたが、
近代文学が難しくて、
ついていけなかったので、
おもに、古典ばっかり単位を
取って、卒論も古典にしていました。
古典って難しいイメージが
ありますが、作品によっては
読むのが容易なものもあるので、
意外に取り組みやすかったですね。
ちなみに、小説家って、
小説家だけで食べていくのは
大変だと思います。
ですので、
佐藤正午さんも塾講師をされていたり、
様々な仕事をされながら、
小説を書かれていたようです。
あるサイトでこんなことも
書かれていました。
大学を中退して実家のある佐世保に戻り、翌年から長篇小説を 書き始めた。小説を書きながらホテルのフロント係とか学習塾 の先生とかもやった。裁判所の職員の試験も受けたし、図書館 の司書の資格も取った。ほかにも職探しにいろいろと走り回ったけどもうあんまり思い出したくない。
出典:http://web.archive.org/web/20120907142510/http://www.shogosato.com/kanetaka.htm
まあ、佐藤正午さんも小説家と
いえども、相当苦労された
ようですね。
月の満ち欠けのあらすじやレビューは?
さて、次に直木賞を受賞された
「月の満ち欠け」という作品は
どんな小説なんでしょうか?
とりあえず、もうすでに
単行本が発売されています。
2017年4月6日発売で
値段は1728円です。
ページも300ページ
あるので、なかなかの
ボリュームですね。
「月の満ち欠け」のあらすじは?
簡単に言うと、
娘を亡くした男性が
生まれかわった娘に出会う
お話です。
なんか、めっちゃ
ファンタジーな感じです。
ノベルゲー大好きな筆者は
非常に興味がわきますね。
ちなみに岩波書店のサイトでは
このように書かれています。
あたしは,月のように死んで,生まれ変わる――目の前にいる,この七歳の娘が,いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の,三十余年におよぶ人生,その過ぎし日々が交錯し,幾重にも織り込まれてゆく.この数奇なる愛の軌跡よ! 新たな代表作の誕生は,円熟の境に達した畢竟の書き下ろし.さまよえる魂の物語は戦慄と落涙,衝撃のラストへ
出典:https://www.iwanami.co.jp/book/b283991.html
衝撃のラストというもの
非常に気になりますね。
ってことは、伏線をしっかり
織り交ぜた内容なのでしょうか?
まあ、直木賞受賞の作品ですからね。
アマゾンのレビューも見てみても
非常に高評価でしたよ。
気になる方は
チェックしてみると
良いでしょう。
ちなみに別サイトですが、
読まれた方のレビューは
こんな感じでした。
すごーくおもしろく読みましたっ!
体力的にも視力的にも、もう本を一気に読むことなんかないと思っていたのが、久々の一気読み!
ラストは思わず涙しましたー。
先が気になって仕方なく、けれど読みとばすのは惜しくて、のめりこむように読んだ。
類いまれなる純愛に胸が詰まります。
理知的であり情緒的でもある運命の物語に
どうしようもないほど心が打ち震えました。
出典:https://www.iwanami.co.jp/book/b283991.html
アマゾンのレビューにも
読みやすく引き込まれる文章、巧みなストーリー構成。
と書かれていますね。
読みやすいのは大事です。
筆者は今までにいろんな小説を
読みましたが、読みやすいのって
非常に重要です。
読みにくいと、
正直疲れるし、話も分かりづらいと
もういいや、読むのやめ!って
なってしまいますしね。
あと、こんなレビューも
書かれていました。
普通に小説というジャンルでは「現実世界に極めて近いリアリティー」を描くか「まったくの想像の産物」を書くのか、どちらかであろうと思っていたが、本作は「ありそうでない世界ながら、なさそうである既視感」を完全に描ききった傑作。
野球でいえば「ボールからストライクになる球」と「ストライクからボールになる球」を自在に紙一重でコントロールできる超絶技巧派ピッチャーの安定感といったところ。すべての文章が伏線で、何気ない小道具ですらも後々完全につながる構成、さらにテーマは実は完全な剛速球であり、あっという間に完全試合を達成されたのに悔しさではなく、清々しさをじっくりと味わうことができる。今年の、というよりは近年の小説のなかで「ベスト第一位」にぜひ推薦したい。
小説に限らずなのですが、
伏線を張る技術って、
物語を作るうえで非常に
重要になってきます。
要は伏線を張る技術が
優れた作家さんはだいたい
高評価なのですよね。
まあ、当たり前です。
単純に考えて、
面白いし、
読んでよかったーって
なりますからね。
まとめ
というわけで、
今回は、直木賞受賞の
佐藤正午さんと「月の満ち欠け」に
ついてのお話でした。
ただ、ここまで評価が高いと、
ネタバレには注意したいものですね。
佐藤正午さんについて
書かれているブログを
探してみると、
「月の満ち欠け」のネタバレが
書かれているページも
ありますから、
読みたいって思っている方は
誤って読まないよう注意しましょう。
おそらく、面白さが
激減してしまいますからね。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。
関連記事
⇒沼田真佑(芥川賞)の影裏のあらすじや発売日は?もう買える?経歴や職業も調査!