キーボードってどうしてシンセサイザーって言うの?違いは?

synthesizer

音楽ユニットやバンドのパートでキーボードがあります。
キーボードを弾く人をキーボーディストと言います。

では、ギターを弾く人がギターと言う様に、
キーボードを弾く人がキーボードと言うのでしょうか?

残念ながら言いません。

シンセサイザー、通称シンセと言います。

どうして、こんなコトになったのかご説明しますね。

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キーボード?シンセサイザー?

synthsizer2

バンドをやったことのことの無い一般の人は
キーボードって呼ぶんですよね?

しかしながら、キーボードというのは、電気式及び電子鍵盤楽器全般のことを指します。

つまり、フェンダーローズハモンドオルガンクラビネットメロトロン
同様にキーボードのカテゴリーに入ることになります。

つまり、その中のキーボードというカテゴリーの中に
シンセサイザーという楽器があるのです。

そして、 現在、キーボードというのは、
ライブやレコーディングで通常シンセサイザーが
使われる事が多いので、バンドをやってる人やキーボードの人は
シンセと呼ぶのですね。

 

そもそもシンセサイザーって何?

シンセサイザーとは音を合成して楽器音として発声する
キーボードのコトです。

ここからは、シンセ(通称)と呼ばせて頂きますね。

シンセというのは、本来であれば、
ありとあらゆる楽器や効果音まで鳴らせる夢のような楽器です。

ただし、あくまで鍵盤楽器なので、ピアノの音色が
よく使われます。

つまり、グランドピアノの代用ですね。

まさか、ライブハウスにグランドピアノを置くわけにも
いきませんから、ピアノというと、
シンセかステージピアノ(電子ピアノ)を使用します。

そんなシンセも今でこそ、色々な楽器の音を鳴らせますが、
昔は1音しか出せず、ピアノの音とはほど遠い楽器でした。

有名どころとしては、1971年に発売された
ミニモーグというアナログシンセがあります。

使い方自体は、ソロ用ですね。
1音しか出ないので、インパクトのあるフレーズを弾くか、
ギターソロみたいに弾くかくらいです。

とはいえ、ミュージシャンから音の良い楽器と認められ、
人気ナンバーワンのビンテージ楽器となりました。

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昔のシンセサイザーは音作りが大変!

昔のシンセは音作りが大変だったのですよ。

というか、自分で音を作って鳴らすのが
当たり前でした。

現在は、音を選べば、自分で鳴らしたい音が
鳴らせます。

非常に便利な時代になりました。

実は、1983年にヤマハ(あのピアノのメーカーで有名ですね)
からDX7というシンセが発売されたのですが、

音作りがあまりにも難解だった為、音色を選んで弾くだけという
キーボーディストが続出したんですね。

当時、シンセの音作りの専門でマニュピュレーターという
職業があったくらいです。

以前はアナログシンセがほとんどだったのですが、
このあたりから、デジタルシンセが主流になっていきます。

ようはコンピュータと同じ回路を使っているということですね。

ただし、1990年頃には、実在する楽器に近い音がする
デジタルシンセが主流になってしまいました。

しかし、1995年に時代に逆行したのか、
突如、アナログシンセみたいなシンセが発売されました。

ノードリードっていいます。赤いシンセでインパクトあるので、
テレビとかで見たことあるかもしれませんね。

見た目や出る音はアナログシンセでしたが、
実際にはアナログシンセをコンピュータで再現した
なんともややこしいシンセでもありますね(笑)。

アナログ・モデリング・シンセっていうんですけどね。

というわけで、現在では、
色んな楽器の音がするPCM系シンセ
アナログ・モデリング・シンセが主流になっています。

 

初心者の人でもシンセは音を作ってね!

さて、まとめになりますが、シンセって、難しいです。

ピアノが弾ける人でも難しいです。

何が難しいというと、音作りですね。

分厚いマニュアルと格闘しなければいけません。

でも、ギターの人がアンプやエフェクターの音作りで

悩みますので、一緒ですよ。

キーボードの人は、最初はエフェクターについて
勉強すれば良いと思います。

エフェクターさえ、操作できるようになれば、
ギターの人に怒られずに済みますし、
結構何とかなります。

最終的には自分の出したい音が見つかると思います。

シンセを買って、バンドを組み始めた人は
頑張って、勉強しましょうね。

さて、下記のページでは、
音楽関連の雑学についてまとめています。

他の音楽関連の記事をご紹介していますので、

よろしければ、ご覧ください。

音楽関連の雑学をまとめてみました

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